大阪市中央区、七宝山 大福院 三津寺(みつてら)
摂津国八十八所第2番札所
宗派:真言宗御室派(準別格本山) 創建:天平16年(744年) 開山:行基菩薩
2020年1月から庫裏を解体し、本堂(1808年の建立)を曳家で移動させ、再びビルの1階に戻し、昨年完成したのが・・・
寺院・ホテル・商業施設一体型複合施設「東京建物三津寺ビルディング」です(写真は大成建設さんのHPからお借りしました)
2023年11月26日に三津寺様の改築落慶法要が行われ、同時に「カンデオホテルズ大阪心斎橋」も開業されました。
本堂の上にホテル・・・という、不思議な光景。
東西を走る三津寺筋側にあった山門は御堂筋側に作られ、ホテルへの通り道にもなっています。
撤去された本堂向拝唐破風の一部分が、装飾に使われています。
梵鐘
入口を入った正面に、以前は前堂に祀られていた愛染明王坐像が、鎮座されています。
本堂
外陣の欄間に、扁額と真言八塑像が掛けられています。
はじめはビルの下のお寺??と、違和感のようなものがありましたが、
本堂の外陣に上がらせていただくと、そんな気持ちはすっかり飛んでいきました。
内陣は明るく、3つ並んだ部屋にそれぞれ大きな須弥壇があり、すべての扉が開かれています。
中央は御本尊の十一面観音菩薩立像、向かって左側に地蔵菩薩立像、右側に毘沙門天立像が祀られています。
三躯とも等身大ぐらいの像高でしょうか。
向かって左側の脇壇は、薬師如来立像と愛染明王坐像・不動明王立像。
右側の脇壇は、弘法大師坐像と金剛界大日如来坐像・弥勒菩薩坐像が祀られています。
天井や壁面には美しい絵が描かれ、柱などの彫刻も色鮮やかで素晴らしいです。
向拝の賓頭盧さん
門前に十一面観音石像とマニ車
地蔵尊
御朱印は、「絵写経」でした@500円
用意された筆ペンで下絵をなぞり(色をつけることもできます)、その上に朱印を押していただくというものです。
相方が書いた愛染明王様の絵写経と
私が書いた十一面観音様の絵写経と
いただいた散華です。
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