世界遺産、洛陽三十三所観音霊場第23番・西国愛染十七霊場第8番・神仏霊場巡拝の道第84番札所ほか
宗派:真言宗(総本山) 創建:延暦15年(796年) 開基:桓武天皇
駐車場@600円(2時間まで)
前回の参拝は、2022年6月です。
慶賀門(重文)
慶賀門の横から車で入ると、駐車場があります。
境内図

宝蔵(重文)
この日は大型バスが6台も停まっていて、四国方面からの団体参拝者などが来られていたようです。
真言宗の最高儀式・後七日御修法(1月8日~14日)が行われるため、僧侶の方々もたくさんおられました。
手水場
まずはお大師様に会いに行きます。
鐘楼
線香場
御影堂(国宝)
御影堂は前堂、後堂、中門からなる複合仏堂で、前堂の外陣に上がらせていただきました。
閉じられた大きな厨子に、北向きの弘法大師坐像(国宝)が祀られています。
毎朝6時、お大師様に朝食を捧げる「生身供」の間と、毎月21日の御影供では終日御開帳されています。
御影堂の東側
御影堂の後堂
絶対秘仏の不動明王坐像(国宝)が安置されています。
御影堂の中門
毘沙門堂
毘沙門堂のご本尊・兜跋毘沙門天像(国宝)は宝物館に安置されています。
模刻の兜跋(とばつ)毘沙門天像が中央に祀られ、ライトアップされた上半身が拝見できました。
めっちゃかっこい~い♪
向かって左側に不動明王像、右側は愛染明王坐像が祀られ、どちらも向拝から拝顔させていただきました。
大黒堂
三面大黒天は閉じられたお厨子の中でした。
大日堂
境内の中央付近に戻ります。
食堂(写経所・納経所を兼ねる)
食堂の元のご本尊、像高6mの千手観音菩薩立像は宝物館に安置され、春と秋に特別公開されます。
現在の食堂には色鮮やかに彩色された十一面観音立像が祀られています。
夜叉神堂
講堂と食堂の間に建つ2棟の小堂で、東側に雄夜叉、西側に雌夜叉が祀られていたのですが、「修理を終えて宝物観に御遷座しています」と張り紙がありました。
拝観受付にて、「京の冬の旅」五重塔特別拝観+塔頭・観智院との共通券@1000円を納め、有料区域(講堂・金堂・五重塔)へ。
こちらでいただくパンフレット、仏像の写真がたくさん掲載されていて、超豪華!!

講堂(重文)
弘法大師様の密教の教えを表現する立体曼荼羅。
何度も拝見させていただいていますが、やっぱり圧倒されます。
梵天様と帝釈天様が大好き (〃∇〃)
4羽のガチョウが支える蓮華座に座る梵天像(国宝)は、四面四臂(一見すると三面ですが、頭上に小さな一面があります)。
象の上に半跏趺坐で座るイケメンの帝釈天像(国宝)は、一面二臂。
全21躯の仏像の配置図です。

金堂(国宝)
ご本尊の薬師如来坐像(重文)は像高約3m、薬壺を持っておられず、光背に七体の化仏を配する七仏薬師如来で、台座の下に十二神将像(重文)が安置されています。
脇侍の日光菩薩立像(重文)と月光菩薩立像(重文)は、蓮華座の下の台座の中に獅子がいます。
五重塔(国宝)
高さは木造建築日本最大の55m。
『第58回 京の冬の旅』 2024年3月18日まで初層が公開中です。
内部に入らせていただき、須弥壇の周囲をぐるっと一周させていただきました。
壁面に真言八祖像が描かれ、柱や長押などは極彩色の文様がよく残っています。
心柱を大日如来に見立て、四面に金剛界四仏と八大菩薩像が祀られています。
礎石らしきものがたくさん。経蔵跡でしょうか。
北大門(重文)から出たところにも、お堂がありました。
弁天堂
弁天堂の奥に、善女大龍王社
太元堂
大元帥明王が安置されています。
灌頂院(重文)・鎮守八幡宮・南大門(重文)・小子房の勅使門などについては2019年1月の日記、瓢箪池については2013年5月の日記をどうぞ。
御朱印は、四国別格二十霊場の御朱印帳に重ね印でいただきました(まだ結願していませんが・・・)。

弘法大師御誕生1250年記念「特別御朱印」@500円です。

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