兵庫県川西市、神秀山 満願寺(まんがんじ)
新西国三十三箇所第13番・摂津国八十八箇所第68番札所
宗派:高野山真言宗 創建:神亀年間(724~728年) 開山:勝道上人 開基:聖武天皇
入山料(志納) 本堂・毘沙門堂の内拝@300円 無料駐車場有
女人厄除(33段)の石段を上ります。
仁王門
金剛力士像は像高3.2m、なかなかの迫力です!
屋根の上に三鈷杵
表側は「神秀山」
内側は「大悲門」
下り坂の参道を進みます。
境内図
本坊前にて、入山料を納めます(志納)。
石段を上ります。チラリと見えているのは金堂の屋根。
手水場
鐘楼 一打@100円
地蔵堂
石造の地蔵菩薩半跏像と、なぜかセイタカ・コンガラ童子像が安置されています。
一願不動明王三尊像
観音堂
内陣は拝見できません。
秘仏の十一面千手観音菩薩立像と、脇侍に勝軍地蔵菩薩立像・毘沙門天立像が祀られ、春のお彼岸前後の一週間、御開帳されます。
天井に描かれた「睨み龍」は狩野義信筆です。
かわいらしい石灯籠
納経所にて、本堂と毘沙門堂の内拝料@300円を納め、扉を開けていただきました。
金堂
内陣に入らせていただきました。
中央に閉じられた宮殿型厨子があり、その前に小さなお前立の阿弥陀如来坐像が安置されています。
ご本尊の阿弥陀様は目の病に霊験あらたかで「開眼阿弥陀如来(めあきのあみだにょらい)」と呼ばれています。
お厨子の四方を守っているのは、ずんぐりした四天王立像。
持国天も広目天も、足の下には地天女が(宝冠もかぶり、兜跋毘沙門天っぽい)。
向かって左側の脇陣に、平安時代作の十一面観音菩薩立像と弘法大師坐像が安置されています。
お大師様は若々しく、うつむき加減で耳が3のような形。
右側の脇陣は、平安時代作の素朴な薬師如来坐像と聖観音立像が祀られています。
少しメタボなお薬師様は、お顔もとても特徴的で親しみやすい (〃∇〃)
廻廊を通って
毘沙門堂の外陣へ。
中央に恰幅のいい毘沙門天立像が祀られています。
手前の小さな像は、もしかして難陀龍王と雨宝童子ではないでしょうか?
向かって左側の脇壇に勝道上人坐像と地蔵菩薩立像が2躯、右側に帝釈天立像が安置されています。
毘沙門堂の軒丸瓦に刻まれているのは「インドの仏様」だそうです。
稲荷社
八幡宮
地蔵尊
四国霊場八十八ヶ所巡拝路の入口
裏山の約1kmほどに四国札所のご本尊を刻んだ石仏様が祀られています。
坂田金時(金太郎)のお墓もこちらにあります。
本坊から続く廻廊
金堂の横に、お不動さんや小さな石仏群。
修行大師像
九重石塔(重文)
鎌倉時代に建立されたものです。
源家の七塔
三廟
源賢(美女丸)・幸寿丸・藤原仲光のお墓です。
晴雲堂(納骨堂)
本坊の門
以前は本坊で「茶房かのん」を営業されていましたが、現在は講演会やお茶会などのイベントに利用され、一般参拝者は庭園の拝観もできません。
本坊書院庭園・坂田金時の兜石とお墓などについては、2018年1月の日記をどうぞ。
いただいた御朱印です。
満願寺さんの境内にある、喫茶坊「縁」でランチをいただきました。
週替わり数量限定の「お寺ごはん」@1100円です。
車麩のたまごとじ、カブ梅和え、芽きゃべつチーズフライ、ごま豆腐、サラダ、粕汁、五穀米、ミニわらびもち。
身体に優しいメニューはとても美味しくて、心もしっかり満たされました♪
窓越しに見えたのは「せんじゅ 桜の庭」
春をイメージしながら。。。
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