この2ヶ月で読んだ本
『小豆島八十八ヶ所霊場 霊場会公認ガイド』 小豆島霊霊場会編 朱鷺書房
瀬戸内海に浮かぶ小豆島には、お遍路さんが巡る八十八ヶ所霊場がある。霊場の歴史や由来、遍路の習俗、巡拝体験記から、数多くのカラー写真を交えた札所寺院紹介まで、小豆島霊場の魅力を余すところなく伝える。(「BOOK」データベースより)
小豆島八十八ヶ所霊場、めっちゃ行きたいんですよねぇ~。
高松からフェリーで60分(自宅から4時間半) or 姫路からフェリーで100分(自宅から4時間)。
高松から行って姫路から帰る(または逆)スルーキップっていうのを使えばよさそう。
車でフェリーとなると、時間とお金・・・けっこうハードル高めなんですよねぇ(^_^;)
2泊で2回いけば、結願できるかな?と計画だけはたてておきます。
『青い壺』 有吉佐和子 文春文庫
無名の陶芸家が生み出した美しい青磁の壷。売られ盗まれ、十余年後に作者と再会するまでに壷が映し出した数々の人生。定年退職後の虚無を味わう夫婦、戦前の上流社会を懐かしむ老婆、四十五年ぶりにスペインに帰郷する修道女、観察眼に自信を持つ美術評論家。人間の有為転変を鮮やかに描いた有吉文学の傑作。(「BOOK」データベースより)
有吉佐和子さんは久しぶりに読みました。『恍惚の人』が好きだったなぁ。
本屋さんで平積みになっていて、帯にひかれて購入。
やっぱりいいですねー。
一つの壺にまつわるエピソードが13話あるのですが、それぞれが読み応えありました。
『熱帯植物園』 室井佑月 新潮文庫
覚えたてのセックスにはまってた、あたし。ある日の下校途中、薔薇の花束を抱えて派手な女が待っていた。おやじの愛人=由美。そのときから、由美との奇妙な関係が始まった。あたしは学校をふけて、彼女の部屋を訪れるようになったー「熱帯植物園」。“研究”のために同級生と寝たり、自殺に悩んだり、アルコールに浸ったりする、少女たち。クールな10代の性を描く、R指定の処女作品集。(「BOOK」データベースより)
これは20年以上前に一度読んでいて、先日 本棚を整理した時にみつけて再読。
『心淋し川』 西條 奈加 集英社文庫
江戸、千駄木町の一角を流れる、小さく淀んだ心淋し川。そこで生きる人々も、人生という川のどん詰まりでもがいていたー。悪戯心から張形に仏像を彫りだした、年増で不美人な妾のりき。根津権現で出会った子供の口ずさむ唄に、かつて手酷く捨てた女のことを思い出す飯屋の与吾蔵。苦い過去を隠し、長屋の住人の世話を焼く差配の茂十…。彼らの切なる願いが胸に深く沁みる、第164回直木賞受賞作。(「BOOK」データベースより)
心淋し川のそばに住む人たちにまつわる6つの短編で、連作になっています。
しんみりしたり、ほのぼのしたり。 時代小説、好きかも (〃∇〃)
『正欲』 朝井リョウ 新潮文庫
自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよなー。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。第34回柴田錬三郎賞受賞!(「BOOK」データベースより)
世間が言うマイノリティにすら当てはまらないこと(もの)で性的興奮を得る人がいる。
頭の中では理解できるけれど、共感するのは難しい・・・
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