大阪府和泉市、槇尾山 仙薬院 施福寺(せふくじ)
西国三十三所第4番・西国愛染十七霊場第15番・和泉西国三十三ヶ所第1番・神仏霊場巡拝の道第52番札所
宗派:天台宗 創建:欽明天皇時代(539年 - 571年) 開基:行満上人
ご本尊:弥勒如来 ご真言:おん まい たれいや そわか
西国札所ご本尊:十一面千手観音 ご真言:おん ばざら だるま きりく そわか
入山料@500円 本堂内拝料@500円
前回の参拝は、2022年10月です。
槇尾山(標高600m)の、標高280m辺りの駐車場に車を停め、本堂のある標高475m辺りまで(歩く距離は約1km)登っていきます。
受付にて入山料を納めます。
仁王門までの急坂がかなりキツイ。
十三重石塔
仁王門
木鼻の獅子は、右が阿形、左が吽形ですが
金剛力士像は逆ですね。
ここからは舗装道路ではなく、山道です。
五丁の丁石がありますが、一丁は本堂よりだいぶ手前にある(一丁石からさらに240段上ります)ので、安心できません。
四丁に小さな祠
今は使用されていない庫裏
塔頭寺院の跡地
以前は大日堂や虚空堂もあったそうです。
駐車場から上ること約20分で、愛染堂に到着。今年初の大汗をかきました!
若き日の空海が、この地で剃髪して出家したと伝わります。
また遣唐使から戻り、京都の神護寺に入る前、当山に2年間籠って膨大な経典の整理をされたといわれています。
修行大師像
弘法大師御髪堂
空海の剃髪した髪が祀られています。本堂まであと少し。
手水場
吐水口の龍は、2023年12月に新調されました。
本堂
屋根の鯱が横向きです。
外陣
賓頭盧さん
内拝料を納め、内陣へ。
当山は仏像をとても間近で拝顔させていただけ、さらに写真撮影OKです(・ω・)bグッ
ご本尊は丈六の弥勒如来菩薩坐像で、向かって左側に西国の札所本尊・十一面千手観音立像、右側に文殊菩薩立像が祀られています。
三躯ともよく似た優しいお顔で癒されます。
奥に見えるお厨子は、文殊菩薩様と十一面千手観音様が安置されていたもの。
左右に四天王立像
後陣の左側に方違大観音座像が安置されています。像高は約5m!
悪い方角を良い方向に変えてくれるという開運方違の仏さまです。
後陣の左右に千手観音様の眷属二十八部衆と七福神が祀られ、それぞれの中心に弘法大師座像と
伝教大師座像が安置されています。
現在は天台宗ですが、元は真言宗でした。
元三大師座像・千手観音立像、不動明王座像・弁財天座像。
弥勒如来坐像と背中合わせに、秘仏の馬頭観音坐像が安置されているお厨子があり(御開帳については2022年10月の日記をどうぞ)、その手前に涅槃釈迦如来像が祀られています。
後陣の右側に、足の裏を正面に向けておられる馬頭観音坐像。
本堂の側面
本堂の裏に、本坊と
今は使われていない、鐘楼と二つのお堂があります。
鐘楼
大師堂
護摩堂
子安観音像
西国三十三所の、それぞれの札所本尊を模した観音像が祀られる観音堂。
槇尾明神については、2020年1月の日記をどうぞ。
購入した御影です。
御朱印は軸装納経帳に重ね印でいただきました。
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