滋賀県彦根市、大洞弁財天(おおほらべんざいてん)こと、大洞山 長寿院(ちょうじゅいん)
びわ湖百八霊場第54番札所・近江七福神霊場「弁財天」
宗派:真言宗醍醐派 創建:元禄8年(1695) 開基:井伊直興
車で参拝すると、駐車場の少し手前に経蔵があります。
案内板に「外陣の四隅に1万体の大黒天像が祀られている」と書かれていました。
駐車場からは、右側の石段を上りました。
いったん境内を通り過ぎ、楼門へ。
楼門よりも下に、総門が見えました。
境内図
総門よりさらに下、JRの踏切を渡ったところに「舟着場」跡(昔は彦根城から舟で参ることができた)や、大きな鳥居と子安地蔵堂があります。
楼門
毘沙門天と堅牢地神
内側には阿吽の白狐
境内の内側から見た楼門
楼上には4千体の大黒天像が安置されているそうです。
この楼門からは彦根城が見えるそうですが、見逃してしまいました(^_^;)
手水場
弁財天堂(重文)
日光東照宮と同じ、礼堂・石の間・本堂から成る権現造です。
堂内に入らせていただくと、薄暗い荘厳な雰囲気に圧倒されました。
礼堂の先に一段低い「石の間」があり、そこから本堂に上がる階段の途中に安置されている阿吽の獅子がめっちゃイケメンでした!
石の間のあたりは、以前、護摩が炊かれていたのか、煤で黒光りしています。
どこまで入っていいのかな?と迷いながら、階段を上って、本堂の格子の手前まで上がらせていただきました。
本堂の中央、色白で目鼻立ちくっきりの弁財天坐像が拝顔できました。
像高6尺(約180cm)の坐像なので、かなり大きく感じました。
右手に宝剣、左手に宝珠を持たれた御姿。
正面からは厨子に掛けられた帳により二臂しか確認できませんが、ご住職から八臂だと教えていただきました。
左右に十五童子像と四天王像も祀られています。
弁財天堂の背面
極彩色に彩られ、彫刻がたくさんあり、「彦根日光」と呼ばれているのがわかりますね。
石段の上に
奥之院
案内板によると「五尺有余の金色の宝玉を白蛇が取り巻いている宇賀大神」が安置されているそうです。
こちらはなんのお堂でしょうか・・・
校倉造の宝蔵
阿弥陀堂
ガラス越しに内陣を拝見させていただきました。
中央に阿弥陀如来立像、その左右に大日如来坐像・釈迦如来像、前方に不動明王坐像が祀られています。
他にもたくさんの仏像が安置されていました。
内陣の欄干に「眠り猫」の彫刻があるそうですが、確認できませんでした。
いただいた御朱印です。
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