奈良県大和郡山市番条町にて開催される『番条八十八ヶ所詣り』、通称『番条のお大師さん』に行ってきました♪
こちらの集落はほとんどのお家に、小さな弘法大師様の尊像が祀られていて、毎年4月21日(9時~)のご縁日に、各家の門屋や玄関でいっせいに出開帳をされます。
番条町スポーツ会館の駐車場(無料)に車を停めると、トイレの案内などを貼られている方がおられたので「どこで地図をいただけますか?」と尋ねると、その方のお家でもらえると仰ったので後をついていきました。
門屋の中に、上から吊られたお厨子があり、お大師様が安置されています。
お厨子の扉には、四国八十八ヶ所霊場の寺院名・札所番号・ご詠歌が朱書きされているので、四国の札所を思い出しながら巡らせていただきました。
地図と(巡りながら、出開帳されていたところに赤丸をつけました)
パンフレットをいただきました (〃∇〃)
お家によって、門扉の前に置かれていたり、
上から吊られていたり。
ちょっと防犯が心配ですが、玄関を開けているお家も。
小雨がパラパラした時間もあったので、ガレージにされたのかも。
洋風のお家も、雨対策をされています。
大きな門屋を構えたお家もたくさんありました。
お大師様にはご飯と煮物とタケノコをお供えしておられるお家が多く、手前のお餅は「お接待」と同じで、参拝者のために置いて下さっています。
※「お接待」とは、四国霊場を歩いて巡るお遍路さんに、地元の人々が食事や宿などを提供する行為のこと
無量山 阿弥陀院(大和北部八十八ヶ所57番札所)
本堂の向拝に、お大師様が出開帳されています。
外陣に上がらせていただきました。
ずらりと並んだ小さなお厨子
番条町を離れたお家や、跡を継ぐ人がいないお家から預けられたお大師さんたちです。
内陣の中央にご本尊の金剛界大日如来坐像、両脇の手前に千手観音立像と十一面観音立像、左右に不動明王像と愛染明王像が祀られています。
左の脇陣には客仏の薬師如来坐像が安置されていました。
光明院 大師堂(大和北部八十八ヶ所64番札所)
こちらは無住寺ですが、今日は町の方が数名おられ、外陣に入らせていただくことができました。
中央の高いところに弘法大師坐像が祀られています。
お経を読んでいると、こみあげてくるものがあり、ウルウルしてしまいました。
番条のお大師さんを一気にご紹介します (〃∇〃)
路地を歩きながら「素晴らしい町やなぁ」って、何度つぶやいたことか・・・
お大師様への愛を、めちゃめちゃ感じました (〃∇〃)
最後に町のはずれにある、薮大師へ。
石仏の弘法大師坐像が祀られていました。
阿弥陀院にていただいた御朱印です。
『番条のお大師さん』が、これからもずっとずっと続いていきますように。
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