富山県高岡市、高岡山 瑞龍寺(ずいりゅうじ)
宗派:曹洞宗 創建:慶長19年(1614) 開基:前田利常 開山:広山恕陽禅師
拝観料@500円 無料駐車場有
瑞龍寺は、高岡城を築城してこの地で亡くなった前田家2代目当主・前田利長を弔うために建立されました。
参道に前田利長公の像
拝観受付に行く前に、鎮守の稲荷大明神と金毘羅大権現へ。
寺号標と如意輪観音様の石仏
拝観受付で拝観料を納め、御朱印帳を預けました。
総門前に「瑞龍寺伽藍空撮」
七間浄頭と浴室はCGによる合成で、再建する構想があるそうです。
「禅宗七堂伽藍人体表相図」
総門(重文)
参拝順路図
左から、禅堂の屋根・山門・大庫裏の屋根
山門(国宝)
2018年5月に参拝した際は修復工事中だったので、完成した山門が拝見できて嬉しいです!
山門をくぐると、とてもきもちのいい伽藍が広がっています (〃∇〃)
中国の寺院建築を模して建立されたもので、東から西へと、総門・山門・仏殿・法堂が一直線に配列されています。
四周を約300mの回廊で結び、南に禅堂、北に大庫裏と鐘楼、北西に大茶堂を配置。
南東廻廊(重文)
つきあたりに、烏蒭沙魔明王の複製(本物は法堂)。
足元にいるのはネズミに見えますが、猪頭天像(体は人で頭が猪)です。
この像には耳がありますが、法堂に祀られている本物には耳がありません。
ネズミに齧られたそうですよ(・´艸`・)
悪さをして後ろ手に縛られています。
禅堂(重文)
祀られているのは僧形の文殊菩薩像でしょうか。
南西回廊(重文)
伽藍の中央にある仏殿(国宝)
天井には布織の天蓋
仏殿内に入ると、床は瓦の四半敷きです。
中央の須弥壇にご本尊の釈迦如来座像が祀られ、脇侍は文殊菩薩騎獅像と普賢菩薩騎象像。
達磨大師座像、傅大士及び二童子像なども奥に祀られていました。
鶴亀燭台
法堂(国宝)
生飯台(さばだい)
法堂は南北に細長い土間廊下があり、その上に広縁が広がっています。
広縁の隅に、太鼓と観音像
内陣は畳敷きで、中央の部屋に前田利長公の位牌が安置されています。
見上げた天井に描かれているのは、狩野安信筆四季の百花草。
向かって左の部屋に上段の間
右側の部屋に烏瑟沙摩明王立像が祀られていました(撮影禁止)。
南西回廊の奥から外に出ると、
前田家・織田家の石廟が並んでいます。
手前から前田利長・前田利家・織田信長・側室正覚院・織田信忠の石廟。
茶室もありました。
法堂に戻り北へ進むと、法堂庭園があります。
北西の角に、大茶堂(重文)
大きな賓頭盧さんが安置されています。
北回廊(重文)
鐘楼
鐘楼の下に、延命地蔵尊が祀られています。
大庫裏(重文)
こちらに祀られているのは
イケメンの韋駄天立像(・´艸`・)
台所
いただいた御朱印@300円です。
はさみ紙に御影が♪
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