奈良時代建築の宝庫・唐招提寺

奈良市五条町、唐招提寺(とうしょうだいじ) ※山号なし
世界遺産・大和北部八十八ヶ所霊場第26番・神仏霊場巡拝の道第24番札所
宗派:律宗(総本山) 創建:天平宝字3年(759) 開山:鑑真和上
拝観料@1000円 新宝蔵@200円 駐車場有(60分@550円、以後30分ごと110円)
前回の参拝は、2023年1月です。

南大門
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孝謙天皇の宸筆「唐招提寺」(こちらは複製で、現物は新宝蔵内)
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境内図
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寺務所
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弁天社
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金堂(国宝)
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向拝から内陣を拝見しました。
中央にご本尊・盧舎那仏坐像(国宝)、向かって右側に薬師如来立像(国宝)、左側に千手観音立像(国宝)が祀られています。
盧舎那仏坐像は奈良時代作、像高304.5cmで脱活乾漆造。光背には862体の化仏が。
薬師如来立像は平安時代作、像高336㎝で木心乾漆造。
千手観音立像は奈良時代作、像高535.7cmで木心乾漆造。大脇手42本、小脇手911本、合計953臂の堂々たるお姿です。
梵天(国宝)・帝釈天(国宝)・四天王立像(国宝)も安置されています。

鼓楼(国宝)
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太鼓はなく、鑑真が唐から請来した仏舎利を安置しているため、舎利殿とも呼ばれています。

鐘楼(梵鐘は重文)
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講堂(国宝)
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堂内には入れなくなっていました。
弥勒如来坐像(重文)は修復のため、2026年3月までお留守にされています。
持国天立像(国宝)と増長天立像(国宝)は、新宝蔵へ。

東室(重文)と礼堂(重文) 
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1つの長い建物見えますが、北の10間分が東室で南の8間は礼堂(鼓楼に安置された仏舎利を礼拝するためのお堂)です。
礼堂内には清凉寺式釈迦如来立像(重文)と日供舎利塔(重文)が安置され、10月21日~23日に公開されます。
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東室と礼堂の間に「馬道」と呼ばれる土間の通路があります。
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経蔵(国宝)
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宝蔵(国宝)
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開山堂
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鑑真和上坐像の「御身代わり像」が祀られています。

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訶梨帝母社
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鑑真和上御廟前の門
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鑑真和上御廟
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天平の甍の石碑
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新宝蔵 開館期間:3月1日~6月30日、9月1日~11月30日、12月31日~1月3日
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唐招提寺勅額(重文)、『天平の甍』と称された鴟尾(国宝)などの展示と、重要文化財の仏像群が安置されています。
中央に像高352.7cm、とても大きな大日如来坐像(重文)が祀られ、迫力がありました。
向かって右側の薬師如来立像(国宝)、獅子吼菩薩立像(国宝)、衆宝王菩薩立像(国宝)などは、鼻や腕が欠損しています。
獅子吼菩薩様と衆宝王菩薩様は、もとは不空羂索観音として造立されたようです。
「唐招提寺のトルソー」と呼ばれる木造如来形立像(重文)にお会いしたかったのですが、残念ながら山口県立美術館『奈良大和路のみほとけ~令和古寺巡礼』展にお出かけ中でした(T_T)

境内西側へ。
戒壇前の門
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戒壇
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建物は嘉永元年(1848年)に焼失して以来、再建されていません。

蓮の花については、2015年6月の日記をどうぞ。

いただいた御朱印@300円です。
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