薬師瑠璃光如来特別開扉・東明寺

奈良県大和郡山市、鍋藏山 東明寺(とうみょうじ)
宗派:高野山真言宗 創建:持統天皇7年(694) 開基:舎人親王
特別開扉拝観料@500円(通常時の拝観は要予約、21日と28日は不可) 駐車場@300円

毎年6月1日 ~ 15日は、本尊や寺宝の特別開帳があり、予約しなくても拝観させていただけるということで、先週に引き続き奈良へ。
対向車が来たら離合できないような細い道を通るので、運転に自信のない方は、麓に駐車した方がいいかもしれません。

山門
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白龍弁財天
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本堂
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本堂に向かって左側の出入口から、外陣に入らせていただきました。
内陣を取り囲むように、十六羅漢の襖絵と十二天の額が掛かっています。 
内陣中央のお厨子の扉が開かれ、ご本尊の薬師瑠璃光如来坐像(重文)が拝顔できました。
像高94cmのお薬師様、鍛え上げられたような、腰が細い逆三角形の体型です。
もとは朱色だったそうで、口元や喉仏などに少し色が残っています。
右腕と脇のあいだに背面の衣が見えるのが珍しい。
衣の両襟が少し立っているので、ガンダーラ的な雰囲気を感じます。
板光背は一見すると無地に見えますが、ご住職がライトアップして下さると、墨で描かれたインド風の唐草模様がうっすらと浮かびあがりました。
お厨子の左右に、十二神将立像が安置されています。
像高は50cmぐらいでしょうか。
大きめの立像で、頭上に十二支の干支をのせています。
現在のお厨子は桂昌院が寄進されたたもので、以前のお厨子は扉に日光・月光菩薩像が描かれていたそうです。

ご本尊の向かって左側に像高160.3cmの毘沙門天立像(重文)、右側に像高91.4cmの吉祥天立像(重文)が祀られています。
吉祥天様は中国風の衣をまとい、左手に如意宝珠を持たれた御姿。
絹本著色舎人親王 (とねりしんのう)像、「雷様のヘソ」も拝見させていただきました。

向かって右側の部屋には、絹本著色降三世明王像が祀られています。

鎌倉時代作の石造七重塔
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鎮守社でしょうか。
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庫裏の門
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庫裏
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いただいた御朱印@300円です。
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