大阪府高槻市、昌林山 一乗寺(いちじょうじ)
宗派:日蓮宗 創建:不詳 開基:千観上人 中興:応永34年(1427)・日親上人
山門
すぐ近くで新名神高速道路の建設工事中。
手水場があったようですね。
山門横のお堂・・・
(写真は二つの蟇股の写真を上下に重ねたもの)
題目碑
日親上人像
台座には「なべかぶり日親上人御尊像」と書かれています。
日親上人は法華経布教のために『立正治国論』を著し、足利義教将軍に改宗を迫ったことにより投獄され、灼熱の鉄鍋を被らせられるなど様々な拷問を受けました。
それでも信念を曲げなかったので「鍋かぶり日親」と呼ばれ、崇められるようになったそうです。
開山堂
「弁慶の駒つなぎの樟」
樹齢約800年、樹高29mのクスノキは、根が大きく張り出しています。
こちらは扉のかわりに、薄いベールのようなものが張られていて、よく見るととても大きな石が祀られ、後方の棚に小祠が数基並んでいます。
本堂
外陣に入らせていただきました。
内陣は3つに区切られ、左右の脇陣を見上げると・・・「天符(てんぷ)」
中央の須弥壇に、ご本尊の題目宝塔と釈迦如来坐像・多宝如来坐像、
その左右に四菩薩坐像と、手前に四天王立像、中央手前に日蓮聖人坐像が祀られています。
向かって左の脇陣は、鬼子母神像と十羅刹女像(鬼子母神の10人の娘)、毘沙門天立像、三光天子(日天・月天・明星天)と摩利支天などが祀られ、
右の脇陣には、大黒天立像と三十番神坐像が祀られています。
三十番神は毎日交代で法華経を守護する神とされ、1番は熱田大明神で、2番 諏訪大明神、3番 広田大明神・・・と、30柱の神像が安置されていました。
脇陣の仏像などの前には「幣束(へいそく)」が立てられています。
この日はご住職が御在寺で、勤行経典を貸して下さり、
開経偈と妙法蓮華経如来壽量品第十六とお題目などを一緒に読ませていただきました。
途中でご住職が、義母の供養を祈願して下さったのが嬉しく、とても心に残りました。
(お経を読む前に、義母の戒名とその漢字を尋ねられ、覚えて唱えて下さったのです)
ありがとうございました。。。
鐘楼は少し離れたところにありました。
庫裡
いただいた御首題@500円です。
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