和泉西国三十三ヶ所第7番札所
宗派:黄檗宗 創建:江戸初期 開山:青海東和尚
境内に駐車可
車はこちらから入らせていただき、
あらためて、山門から歩いて入り直しました。
鐘楼
本堂前の布袋尊
本堂
卍字くずしの勾欄と木版と丸窓
開梛
雲版
扁額には「随求堂」の文字
桃は魔除の意味があるそうです。
内陣に入らせていただきました。
中央の須弥壇に、ご本尊の大随求菩薩坐像が祀られています。
八臂で、頭上の宝冠はなんだか枝葉をのばした木のよう。
背後の光背は丸く、清水寺の大随求菩薩様と似ておられるように感じました。
脇侍は吉祥天女立像と毘沙門天立像です。
さらに左右には、札所本尊の十一面観音菩薩立像、右側に聖観音立像が祀られています。
向かって左側の脇陣に、青海東開山和尚坐像とたくさんのお位牌、
蔵王権現立像とセイタカ・コンガラ童子が祀られています。
左足だけで立ち、右手と右足を上げるポーズが多い蔵王権現像ですが、こちらは両足を地につけ、右手は腰に、左手で錫杖のようなものを持たれています。
右側の脇陣は、白衣観音こと正観音菩薩坐像と、色鮮やかな衣を纏う八歳龍女立像・善財童子立像が祀られています。
白衣観音様は両耳の上でリボンのようなものを結んでおられて、身に着けた衣もお腹の前に結び紐があります。
江戸時代、このあたりには真言宗の観音寺・真言律宗の安楽寺・黄檗宗の海岸寺の三ヶ寺がありましたが、明治に入り安楽寺が無住となり、海岸寺が安楽寺に入り、元の海岸寺と観音寺は廃寺となってしまい、三ヶ寺の仏像が、現在の海岸寺に安置されることとなったそうです。
永代供養の合祀仏塔
もともとは真言宗のお寺だったので、四国八十八ヶ所霊場巡りが出来ます。
庫裏の前庭
いただいた御朱印@300円です。

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