読書記録2024.9~2024.10

この2ヶ月で読んだ本
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『境界線』 中山七里 宝島社文庫
七年前の東日本大震災で行方不明になっていた女性の遺体が発見された。身分証から笘篠奈津美という人物であることが分かり、宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だった。笘篠は遺体の待つ現場へ急ぐ。しかし、目にしたのは別人だった。笘篠は妻を騙られた怒りを抱えながら個人情報の流出経路と遺体の身元を探る。そんななか、さらに事件が起こりー。(「BOOK」データベースより)
東日本大震災で行方不明になったまま、届出が出されていない人物の戸籍売買・・・
震災の日を境に、生者と死者、残された者と消えた者、さまざまな境界線が引かれたのだなと。
タイトルが深い。
宮城県警シリーズ、「護られなかった者たちへ」に続く第2弾。
第3弾も楽しみです。

『ネメシスの使者』 中山七里 文春文庫
ギリシア神話に登場する、義憤の女神「ネメシス」。重大事件を起こした懲役囚の家族が相次いで殺され、犯行現場には「ネメシス」の血文字が残されていた。その正体は、被害者遺族の代弁者か、享楽殺人者か、あるいは…。『テミスの剣』や『贖罪の奏鳴曲』などの渡瀬警部が、犯人を追う。(「BOOK」データベースより)
死刑制度についてあらためて考えさせられました。

『逆ソクラテス』 伊坂幸太郎 集英社文庫
逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。(「BOOK」データベースより)
小学生たちが主役なので、読みやすく少し懐かしく、面白かったです。

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