京都市東山区、桂光山 敬信院 西福寺(さいふくじ)
宗派:浄土宗 創建:貞観年間(859-876) 開山:弘法大師
平安時代、弘法大師が「六道の辻(鳥辺野の入口)」に地蔵堂を建立し、自作の地蔵尊を祀ったのが始まりといわれています。
山門
山門を入ってすぐの左側に、地蔵尊がたくさん安置された子育地蔵堂があります。
不動堂
水掛末廣不動尊
本堂
扉の外から内陣を拝見させていただきました。
天井を見上げると、美しい花天井です。
遠くからですが、阿弥陀如来坐像を拝ませていただきました。
弘法大師作の土仏地蔵菩薩像は秘仏で、壇林皇后こと橘嘉智子(嵯峨天皇皇后)が正良親王(子)の病気平癒を祈願したことから子育地蔵として崇敬されています。
絶世の美女といわれた檀林皇后は、「私の遺体は墓に葬らず、鳥や獣を養うためにそのまま道端に放置しなさい」という遺言を残しています。
西福寺さまには、死体が腐り白骨化していくさまを、九段階にわけて描いた仏教絵画「檀林皇后九相図絵」の寺宝があり、盂蘭盆会の精霊迎えの3日間(8月7日〜10日)に絵解き公開されています。
円福地蔵さん
書置きの御朱印@300円をいただきました。
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