滋賀県近江八幡市、繖山 観音正寺(かんのんしょうじ)
西国三十三所第32番・近江西国三十三所第19番・びわ湖百八霊場第70番札所・神仏霊場巡拝の道第139番
宗派:天台宗単立 創建:推古天皇13年(605年) 開基:聖徳太子
ご本尊:千手観音菩薩 ご真言:おん ばさら たらま きりく
林道車輛整理料(駐車料)@600円 入山料@500円 特別内拝料@500円
前回の参拝は、2023年7月です。
観音正寺は繖山の山頂(標高433m)にあり、表参道から徒歩で上ると、石段が約1200段あります。
途中まで車で上がって、表参道駐車場から歩いても、約400段の石段。
裏参道の駐車場からは、ゆるい坂道を約10分歩くだけなので、今回も裏参道から参拝します。
奥之院
1400年前、聖徳太子は巨岩の岩で舞う天人を見て、その岩を「天楽石」と名づけられました。
巨大な天楽岩の中に石窟があり、妙見菩薩を中心に五仏の磨崖仏が彫られているそうです。
とても登っていく勇気はありません・・・
山頂付近に到着。
トイレに
烏枢沙摩明王立像
水神舎に
水神様
鐘楼
境内図
門固めの仁王像
馬頭観音を祀る小祠
境内図に書かれている「閼伽井」とは、これのことでしょうか?
弁天池に弁才天社
聖徳太子象
円満じぞうさん
書院と書院庭門
手水場
北向地蔵尊(一願地蔵)
大日如来の石仏を祀る祠と、子育地蔵尊&子授地蔵尊
釈迦如来坐像(濡仏)
白蛇大明神
札堂
もとは西国三十三観音が祀られていましたが、現在はご本尊を模した千手観音坐像と、小さな千手観音立像が多数、安置されています。
護摩堂
不動三尊立像と役行者坐像などが祀られています
地蔵堂
中央のお厨子に千手観音立像、その左右に地蔵菩薩の石仏さまが祀られています。
七重石塔
こちらのお地蔵さん、好きなんです♡
宝篋印塔
本堂
外陣の「施無畏の抱きつき柱」は、台風で倒れたヒノキの木を、本堂再建時に利用したもので、節がちょうど33ヶ所あります。
この柱に抱きついて祈願すれば、33ヶ所分の功徳があるといわれています。
見上げると、風神&雷神が。
本堂内納経所にて、内陣の特別拝観を申込みました。
案内の方が、手首に五色の細い結縁紐を巻いて下さり、同行していた次男は輪袈裟をつけていなかったので、かわりに首から太い結縁紐をかけてもらっていました。
頭上に清めの水を振っていただき、内陣へ。
総白檀のご本尊・千手観音坐像は仏師松本明慶の作で、像高は3.56m。
至近距離で拝ませていただくと、すごい迫力で自然と涙腺が緩んできます。
いただいた散華で、お膝の御身拭いと、握手をさせていただきました。
脇侍は婆藪仙人立像と吉祥天立像です。
購入した御影です。
御本尊の後陣に、旧ご本尊のお前立、千手観音立像と毘沙門天像&不動明王像を祀る閉じられたお厨子があり、
その厨子前に、胎内仏の千手観音立像が特別公開されています。
こちらも松本明慶氏の作で、像高は15cmぐらいでしょうか。
後陣には、阿弥陀如来立像、胎蔵界大日如来坐像、開眼前の文殊菩薩獅乗像なども安置されていました。
御本尊千手観音胎内仏の特別公開は、
前期 2024年11月1日~12月13日、中期 2025年4月1日~7月10日、後期 10月1日~12月13日に行われます。
放生池と石積み
魚濫観音堂
お茶子稲荷社
御朱印は軸装納経帳に、重ね印@300円をいただきました。
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