大和北部八十八ヶ所第82番・神仏霊場巡拝の道第34番札所
宗派:華厳宗 創建:大化元年(645) 開基:安倍倉梯麻呂
境内駐車場@500円 本堂拝観@700円 金閣浮御堂霊宝館拝観@700円 共通券@1200円
前回の参拝は、2018年11月です。
駐車場からいったん境内を通り抜け、山門から入りなおしました。
境内の南西にある表山門
境内図
吉祥閣
手水場
五台閣
拝観受付にて、本堂と金閣浮御堂の共通拝観券を。
本堂
本堂前に礼堂(能楽舞台)があります。
向拝の賓頭盧さん
本坊の玄関から入ると、本堂の西側に弘法大師坐像が祀られているお部屋があり、
四国八十八ヶ所のお砂が詰められた座布団のようなものがありました。
本堂内陣へ入り、仮設の特別舞台に上がらせていただきました。
奥の大収蔵庫に、快慶作で国宝の渡海文殊群像(騎獅文殊菩薩像・善財童子像・優填王像・須菩提像・維摩居士像)が安置されているのですが、
2024年7月~2025年5月のあいだ、免震装置の設置や本堂耐震工事のため、文殊菩薩様は獅子から降りられています。
通常の配置とは変わり、中央に文殊菩薩様、向かって左側に巨大な獅子、右側に脇侍の4躯が安置されています。
特別舞台から拝顔させていただくと、文殊様と目線の高さがほぼ同じぐらいになり、これまで見上げて拝んでいた時は気づきませんでしたが、文殊様は少し下を向いておられたのですね。
とてもとても美しい御姿は、いつまでも拝んでいたくなります。
拝観記念にいただいた絵葉書です。

本堂内に虚空蔵菩薩像と大日如来坐像、本堂東側の部屋には、地蔵菩薩立像と赤い掌悪童子&白い掌善童子や、勢至菩薩像など干支の守り本尊が安置されていました。
釈迦堂
本堂内から釈迦堂の外陣へと入らせていただきました。
金色の釈迦如来坐像と普賢菩薩立像・文殊菩薩立像が祀られていますが、お釈迦様をよく拝見すると左右の手の中指と親指をくっつけた中品中生の手印・・・阿弥陀様??
帰ってから調べると、元は妙楽寺(現在の談山神社)の御本尊であった阿弥陀如来像が、なぜか釈迦如来像として文殊院に引き取られたためだそうです。
西古墳(国指定特別史跡)
石仏の不動明王立像が安置されています。
金閣浮御堂前の石燈籠
文殊池に建つ金閣浮御堂(仲麻呂堂)
金閣浮御堂の拝観をお願いすると、7枚綴りの「おさめ札」と
厄除・魔除のお守りを下さいました。 お守りは1年間、お財布の中などに入れます。
・浮御堂の前で合掌し一礼
・災難を払うように「〇〇しませんように」と祈願しながら時計回りに回廊を一周
・浮御堂正面の箱に「おさめ札」を1枚納める
上記を7周繰り返した後、浮御堂内に入らせていただきました。
壁面には秘仏の十二天像が描かれたお軸が掛けられていて、春夏秋冬の寺宝展にて三体ずつ公開されます(GW中はすべてご開帳)。
本日は月天・地天・毘沙門天を拝見させていただきました。
中央の須弥壇に八臂の弁財天坐像と十五童子、その左右に安倍仲麻呂像と安倍晴明像が祀られています。
不動堂
十一面観音像と奉納仏
東古墳
「閼伽井の窟」とも呼ばれ、閼伽井の水は法要等に清浄な水として使用されていたそうです。
鎮守の白山堂(重文)
石仏群
四国八十八所・西国三十三所の本尊仏として当地に祀られていた石仏を一同に安置。
修行大師像と御砂踏み石
合格門をくぐって、急坂を上ります
晴明堂
こちらから見えた花の広場には、来年の干支・ヘビの花絵
駐車場の奥に、鐘楼
稲荷神社
安倍晴明の御母堂とされる白狐の信太森葛葉稲荷が祀られています。
いただいた御朱印@300円と

購入した御朱印帳@2000円です。

智恵のらくがんもいただきました。
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