洛陽三十三所観音霊場第30番札所
宗派:浄土宗 創建:神亀3年(726) 開山:行基菩薩
2025年1月10日から3月18日まで、第59回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開@800円(拝観は10時から)
近隣に民営駐車場有
山門
「京の冬の旅」の看板
境内図(駐車場使用は檀家さんに限られます)
本堂前の「五色八重散り椿」
1本の木に色とりどりの花が咲き、3月下旬から4月初旬が見頃になるそうです。
花びらは一片ずつ散り、樹下が花で敷き詰められるので「散り椿」と呼ばれています。
本堂
外陣に入らせていただきました。
中央の須弥壇に、五劫思惟阿弥陀如来坐像が祀られています。
頬がふっくらとして、なんとも癒されるお顔立ちです。
「京の冬の旅」のパンフレットやポスターでも紹介されています。

本堂内には、天野屋利兵衛像(赤穂浪士に武器を調達するなど支援をしたといわれる大坂の商人)も公開されていました。
本堂からそのまま観音堂の外陣へ入らせていただきました。
中央のお厨子の扉が開かれ、長谷寺式の十一面観音立像を拝顔させていただきました。
スラリとした青年のような御姿です。
脇侍は色鮮やかな雨宝童子像と春日龍神像。
お前立の十一面観音立像は手前の向かって右側に安置されています。
明治時代の神仏分離令により解体された、北野天満宮の多宝塔扉絵も公開されていました。
近くの寺院で分けて保管されているそうで、地蔵院様では火天像と閻魔天像を安置されています。
閻魔天像は、よく拝見する閻魔大王様とは全く違う御影で、女性っぽいように感じました。
観音堂の向拝に、賓頭盧さん
手水場の奥に
弁財天・椿大神・鎮守社
地蔵堂
向拝からガラス越しに、布団のような分厚いものを頭上に被られた、鍬形地蔵菩薩立像が拝顔できました。
眷属の、掌善童子と掌悪童子も脇におられ、向かって右側の掌善童子像が拝見できました。
「鍬形地蔵菩薩」という名前の由来は、地蔵院様のブログ「椿寺だより」をどうぞ。
世継地蔵尊
本堂特別拝観限定御朱印@1000円をいただきました。

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