そろばん寺・大悲閣千光寺

京都市西京区、嵐山 大悲閣 千光寺(だいひかく せんこうじ)
宗派:禅宗臨済単立? 創建:不詳 中興:慶長19年(1614)・角倉了以 開山:道空了椿
入山料@400円 

嵐山の渡月橋、久しぶりに歩いて渡ると、外国人ばかり。
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渡月橋の南側から、大堰川沿いを歩いていきます。
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「大悲閣道」の石碑
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この日は風がとても強かったので、保津川下りや遊覧船などは欠航のようでした。
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渡月橋から約15分で、お寺の参道に到着。ここからあと5分ほど上ります。
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曲がり角に、句碑「嵐気動く奥は蝉声晴れてあり 乙字」
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洗心亭
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石仏の両脇に「嵐山観音講」の石碑
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この先を右折して、少し上れば山門です。
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山門
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鐘楼
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石段を上り切ったところで、入山料を納めました。

鹿威し
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仏殿前の開梆
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仏殿(仮本堂)
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かつての本堂は1959年の伊勢湾台風の被害を受けて解体され、仏像は仮本堂に安置されています。
中央に源信(恵心僧都)作と伝わるご本尊・千手観音菩薩立像、その左右に不動明王立像と毘沙門天立像が祀られています。
弁財天坐像や達磨大師坐像、片膝を立てて石割斧を持つ角倉了以坐像などが拝顔できました。
※角倉了以(江戸時代の豪商)は、大堰川を開削する工事で亡くなった人々を弔うために、清凉寺近くにあった千光寺を、この地に移転し建立させたそうです。

顕彰碑「河道主事 吉田了以翁碑銘」
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周恩来(中国の初代首相)の詩碑「雨後嵐山」
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客殿「大悲閣」は懸造りです。
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畳敷きの部屋に入ると、様々な資料や雑記帳が置かれ、雑記帳をパラパラとめくると、いろんな国の言語で書かれていました。

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そろばんで造られた三重塔
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角倉了以の親族の吉田光由は「塵劫記」(そろばんの解説書)の著者で、千光寺の管長も、そろばんと仏教の理論を結び付ける多くの説教を書いたことから、そろばん寺と呼ばれるようになったそうです。

客殿の縁側から見えたのは、比叡山でしょうか。
写真の下半分(手前)はモミジなので、秋には絶景が見れるのでしょうね。
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風雲軒(庫裏)
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仮本堂前のこちら・・・抹茶碗などが販売されていますが、近づくのが怖い(^_^;)
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書置きの御朱印@300円をいただきました。
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