西国三十三所第27番・神仏霊場巡拝の道第75番・播磨西国三十三箇所第1番札所等
宗派:天台宗(別格本山) 創建:康保3年(966) 開山:性空上人
ご本尊:釈迦如来(札所本尊は如意輪観世音菩薩)
札所本尊ご真言:おん ばらだ はんどめい うん
入山料@500円
前回の参拝は、2023年9月です。
圓教寺までロープウェイ書写駅から歩いて上ると、片道約60分かかります。
6本の登山道があり、東坂(下の地図)が一番上りやすいそうですが、このルートは志納所を通るので入山料がかかります(他のルートは寄付金を納める箱があります)。
というわけで今回も私は、書写駅から山上駅まで約4分間、書写山ロープウェイ@1200円(往復)に乗りました。
※例年2月頃に長期運休期間あり
山上駅からはマイクロバス@500円が出ており、摩尼殿の近くまで乗せてもらうこともできますが、ここからは約15分歩きます。
境内図
慈悲の鐘
参道「西国巡礼の道」は、圓教寺のご本尊・如意輪観音坐像でスタート。
次からは西国三十三所の札所順に祀られています。
それぞれのご本尊様にとてもよく似ているので、上り坂だということを忘れるぐらい楽しいです。
こちらは中山寺の十一面観音立像。スタイルや腰を少しひねったポーズがそっくり( ´艸`)
三室戸寺の二臂の千手観音立像・・・かわいいんですよね~♪
仁王門

仁王門から先は、下っていきます(=帰りは上り)。
塔頭・寿量院
庫裏・客殿・土塀・棟門が重文です。
圓教寺会館
塔頭・十妙院
庫裏・客殿・唐門・土塀・表門が重文です。
湯屋橋の手前に、石造笠塔婆
湯屋橋
三十三所堂
摩尼殿(重文)
外陣に入らせていただきました。内陣はよく見えません。
ご本尊は石本暁海作、像高97cmの如意輪観音坐像で、奥秘仏と呼ばれる如意輪観音坐像(像高19.8cm)も安置されています。
毎年1月18日に御開帳されます。
内陣拝観については、2023年9月の日記をどうぞ。
購入した御影です。

手水場
摩尼殿の裏を少し上ると、稲荷堂
さらに木の根道を登っていくと、十一面観音様を祀る白山権現社があるそうです。
摩尼殿の裏を通り、5分ほど山道を歩きます。
杣観音堂
青銅造の毘盧遮那仏坐像
三つの堂がある広くて明るい場所に到着。
本多家廟所
門内に入れるのは、特別公開時のみ。
それぞれのお堂の中に、本多忠勝・忠政・政朝・政長・忠国の五輪塔が安置されています。
「三つの堂」(常行堂・食堂・大講堂)
常行堂(重文)
常行堂は東側が正面で、格子窓から丈六で青い螺髪の阿弥陀如来坐像(重文)が拝顔できます。
常行堂の北側にある舞台は、大講堂に祀られた釈迦三尊様に舞楽を奉納するためのものです。
内陣拝観については、2017年5月の日記をどうぞ。
大講堂(重文)
向拝から拝見しましたが、内陣は見えません。
釈迦如来坐像(重文)と脇侍の文殊・普賢菩薩立像(重文)、四天王像(重文)が安置されています。
内陣拝観については、2023年9月の日記をどうぞ。
大講堂の北側の斜面に、三つのお堂を見下ろすように「愛宕社」が建っているそうです。
食堂(重文) 長さが40mもあるので「長堂」と呼ばれています。
1階は写経道場で、2階の宝物館に食堂の本尊・僧形文殊菩薩像をはじめ、薬師堂の薬師如来坐像・日光月光菩薩立像・十二神将立像や、金剛堂の金剛薩埵坐像、不動堂の五大明王坐像などをこちらで拝顔させていただくことができます。
食堂の2階の屋根は、常行堂の屋根と接しています。
灌頂水
弁慶の鏡井戸
奥之院へ。
不動堂
護法堂拝殿(重文)
護法堂の若天社(重文)と乙天社(重文) ※鳥居 2基も重文
狛犬さん・・・DJ KOOさんに、どことなく似ているような (〃∇〃)

開山堂(重文)
外陣に入らせていただきました。
お厨子の中に、秘仏の性空上人坐像(重文)が祀られています(3月10日と4月10日に御開帳)。
胎内には性空上人の遺骨が納められているそうです。
※チベット語による納経は2023年1月で終了されました。
左甚五郎作と伝わる3躯の力士像
西北隅の1躯は、重さに耐えかねて逃げ出したといわれています。

和泉式部歌塚(宝篋印塔)
境内の南東部へ。
金剛堂(重文)
薬師堂は現存する圓教寺最古の遺構です。
松平家廟所(大和霊廟)
鐘楼(重文)
普賢菩薩像を祀る法華堂
三つの堂まで戻ってきたので、1本南側の道を歩きまます。
大黒堂
塔頭・瑞光院
浅治郎地蔵尊と千体地蔵像
鯰尾坂参道の先に行者堂と弁天堂、西坂参道の中腹に文殊堂があるそうです。
書写山上展望デッキ『ミオロッソ書写』から見えた景色。
御朱印は軸装納経帳に、重ね印@300円をいただきました。

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