宗派:高野山真言宗 創建:正治2年(1200) 中興:慶長元年(1596)・祐胤大徳
秘仏十一面観音菩薩御開扉(2025年4月1日~11月30日)特別拝観料@1000円
駐車場@300円(参道整備料)
前回の参拝は、2018年8月です。
山門
風鈴祭り(2025年は6月1日~9月30)が始まると大渋滞になると予測し、あえて5月の最終日曜日に伺いましたが、風鈴の準備が始まっていて、なんだか得した気分♪
樹齢400年の百日紅の木
境内図

「私の花手水」 造花が用意されていて、好きに飾り付けができます。
相方が挑戦 (〃∇〃)
本堂横の受付にて拝観と御朱印を申込み、
玄関から本堂内へ。
本堂外陣から見たお庭
ご住職による説明のあと、内々陣へと入らせていただきました。

手前の部屋は護摩堂になっていて、弘法大師坐像・不動明王立像(天地眼=右目は天、左目は地を向き、牙を上下に出す)・役行者像が祀られています。
見上げると、護摩供の煤で黒くなった種字曼荼羅の天井画が。
次の部屋に移動すると、安置されたお厨子の扉が開かれ、ご本尊の十一面観音菩薩立像を拝顔させていただきました。
50年に1度だけご開扉される秘仏ですが、このたび修復に出されることになり、その前に御開帳して下さっています(2025年4月1日~11月30日)。
とても美しい観音様で、衣には截金がよく残っています。
台座の左右に、上に伸びる飾りがついているのが印象的。
そして台座の下を見ると、なんと象が!
象といえば普賢さんなので、これは珍しいですね。
ご本尊様に向かって右側のお厨子に金剛界大日如来坐像、左側に快慶作不動明王坐像(弘法大師様=2本の牙を下に出す)のレプリカが祀られています。
快慶作の不動明王坐像(重文)は奈良博に寄託されているので、奈良博にて拝顔させていただいたことがありますが、レプリカの像はとてもそっくりに造られています。
いただいた御影です。

本堂の脇から、用意して下さっているサンダルを履いて、本堂の裏側へ。
船形の庭
葡萄栗鼠図
板戸問答になっています。
描かれた17匹のリスを三人(1/2と1/3と1/9)で分けてみましょう・・・??? (写真は一部)
全然わからなくて、ネットで解答を探すと、1匹もらって18匹で計算し、1匹を返すのだとか。
ええ?? そんなんアリ??・・・(モヤモヤ)
修行大師像? それともお地蔵さん?
弁天堂
地蔵堂
石仏のお地蔵さんが祀られています。
お堂のまわりに結ばれているのは、叶紐。
毎月8の付く日に参拝すると、叶紐が授与され、持ち帰ってお守りにしてもいいし、地蔵堂に結んで祈願してもいいそうです。
客殿へ。
「則天の間」
160枚の天井画と
猪目窓
5月中は永谷園の定色幕が。
日本緑茶の祖と呼ばれる永谷宗円の生家がすぐ近くにあり、永谷宗円の子孫の方が、永谷園の創始者だそうです。
客殿のお庭
いただいた御朱印@500円です。

お菓子と、期間限定で永谷園のお茶漬け海苔も下さいました♪
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