西美濃三十三霊場第1札所
宗派:天台宗 創建:延暦20年(801) 開山:伝教大師
無料駐車場有 宝物殿と舎利堂拝観@500円(12~3月・雨天休み)
前回の参拝は、2018年11月です。
医王橋を渡ります。
白壁と苔むした石垣がいい感じ。
境内図
石段を少し上ります。
秋葉神と庚申神
石幢
手水場に
2躯の観音像
南側に客殿と庫裡の門
水車がいつくかありました。
水力発電で、ライトがつくようになっているんですね。
東側の瑠璃橋を渡ります。
仁王門
見上げると、絵画が描かれたあとが・・・
金剛力士像は瑠璃殿に安置され、門には大日如来様の梵字、金剛界(バン)と胎蔵界(ア)です。

門の脇に、五輪塔と御廟でしょうか・・・
仁王門を入り、内側から。
法華経塚
香堂
本堂
向拝から、閉じられたお厨子が拝見できました。
ご本尊の薬師如来坐像(重文)は60年に一度ご開帳されるそうです。
お前立の位置に、鏡がありました。
弁天社
三重塔
舎利堂と書いて、ミイラと読む?(・´艸`・)
本堂の奥に、蔵王三輪社
新しく鐘楼ができていました。
観音堂
お厨子の扉が開かれ、十一面観音立像の黒っぽいシルエットと金色の光背が拝見できました。
山王橋を渡り、石段を上ります。
崖に面して建つ、聖天堂
舎利堂
お堂の横から入り、受付にて拝観料を納めました。
中央のお厨子に、妙心上人の舎利仏が安置され、間近で拝ませていただきました。
1817年、妙心上人は36歳のときに、山梨県で断食修行をし、即身成仏されたのち、1890年 出生地の横蔵寺に里帰りされたそうです。
ご遺体は何の加工もされず、自然にミイラ化したといわれています。
背中を丸くし首を右にかしげ、両手をしっかりと組み、結跏趺坐の御姿。
口を大きく開けておられます。
眼のあたりは窪んでいますが、骸骨とは全く違い、"ものすごく痩せた人"という雰囲気です。
瑠璃殿(宝物殿)
入ってすぐ、左右に安置された、像高279cmの金剛力士立像(重文)は、とても迫力があります。
建長8年(1256)の銘があり、肥後法眼定慶が4人の小仏師を率いて造立したことがわかっているそうです。
正面中央のお厨子に、旧本尊・薬師如来坐像の胎内仏(銅像薬師如来立像)が円柱の厨子に納められています(秘仏)。
その隣に、中央の宝篋印塔を囲むように、4段に20体の仏像が板彫にされた法華曼荼羅(重文)を安置。
表情もポーズも特徴的な深沙大将立像(重文)は、ふんどしを着けているように見え、おへそのあたりにおかっぱ頭の顔がついています!(・´艸`・)
とても美しい金剛界大日如来坐像(重文)は、三重塔の元ご本尊です。
像内に銘文があり、1183年に"チクセノカウシ"(筑前講師)という仏師が作ったと書かれているそうです。
1175年に造られた運慶作・円成寺の大日如来坐像と雰囲気がよく似ています。
像高75cmの四天王立像(重文)、像高90cmの十二神将立像(重文)もかなり間近で拝顔することができました。
カラーがきれい。
いただいた御朱印は、2枚1組@600円です。

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