『秘密』 東野圭吾 文春文庫
いやぁ~
小説って、本当にいいですねっ。
裏表紙の言葉を引用すると
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な゛秘密゛の生活が始まった・・・
はじめは、なんとも「ありえない話」なので、この440ページの長編はどうなっていくのか?・・・そう思う余裕すらあったのですが、
途中からは、どんどん感情移入してしまって、とにかく切ない。
小学5年生だった藻奈美(中身は妻の直子)が、成長していく過程の中で、父親(夫)との関係に、葛藤が出てくる。
少女の体を得て、二度目の人生を悔いのないように生きようと一生懸命な直子。
夫婦なのだから、とうぜん性の問題も出てくる。
思春期の直子には、異性からの誘いも・・・
最後には、感動で心が震えました
1998年度のベストミステリーに選ばれた作品なので、すでに読まれた方も多数おられるかと思いますが
本好きで、まだ読んでない人は、読んで欲しいなぁ~
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この記事へのコメント
Nobusan
でもワタシ的に東野圭吾作品で一番好きなのは「白行夜」なんだなぁ~[Em140]
のりぽん
ありがとねぇ~!!
あの東京中低域のライブの日に、特急電車の中で読み始めたのですが・・・
本が重くて、なかなか通勤に持って行けず、
最近 あらためて読み始めたら
おもしろくて、あっというまに、読み終えてしまいましたw
み~
サックスの練習もあって、コーラスの練習もあって・・・
で、どこに本読む時間があるんですか~。
すごすぎます!!
私はまたまた買ったまま読んでない本の山が
大きくなりつつあります(; ̄ー ̄川 アセアセ
のりぽん
ふふっ( ´艸`)
私には『通勤電車』という楽しい時間があるんですよぉ。
大好きな電車に乗って、大好きな本を読む。
至福の時間です[Em137]